早見沙織×AI大喜利が話題 グノーシア 星葉のステラジオ第1回感想

『グノーシア』星葉のステラジオとは?

2025年に放送開始したアニメ『グノーシア』の公式ラジオ番組として始まった「星葉(ほしば)のステラジオ」。

この番組は、アニメでステラ役を演じる声優・早見沙織さんがパーソナリティを務め、作品世界に登場するAIや人間の関係性をテーマにしたトークを展開する新感覚ラジオです。

番組タイトルの「星葉のステラジオ」は、実はAIが考案したもの。早見さん自身が「ChatGPT」に「癒し」「静かな時間」「星と植物」というキーワードを与え、AIが複数の候補を生成。その中から「星葉のステラジオ」が選ばれたことが明かされました。

つまりこの番組自体が、“AIと声優の共演”というテーマを最初から体現しているのです。

『グノーシア』の世界観とAIの関係

原作ゲーム『グノーシア』は、人間に擬態する敵「グノーシア」を推理で見抜くSF人狼ゲーム。時間がループする中で、プレイヤーは何度も世界をやり直し、真実に迫ります。

アニメ版でも「AI」や「人間らしさ」というテーマが根底にあり、ステラというキャラクターもAI的な存在に深く関わっています。そのため、ラジオのテーマとしてAIを扱うのは非常に理にかなっています。

早見さんも番組内で「AIと戦い、時に協力するラジオにしたい」と語っており、これはまさに『グノーシア』の世界観そのもの。番組を通して、作品と現実が重なる構造が作られています。

“AI×声優ラジオ”という新ジャンル

従来の声優ラジオと異なり、この番組ではAIが番組進行や企画作成にも関与。タイトル決定からコーナー設計まで、AIのアイデアが積極的に活かされています。

たとえば、AIが大喜利に挑戦する「AI職人大喜利」や、AIと人間の回答を見分ける「寄り添ってるのはどっち?」など、人間とAIの境界を笑いと驚きで探る構成が特徴的です。

第1回の放送は、声優ファンだけでなく、AIやテクノロジーに興味を持つ層からも注目を集めました。SNSでも「#グノラジ」がトレンド入りし、「AIがここまで自然にラジオに溶け込むとは」「ChatGPTが番組に出る時代が来た」と驚きの声が多数寄せられています。

まさに、“AI時代の声優ラジオ”の幕開けを感じさせる第1回でした。

AIがタイトルを命名?早見沙織×ChatGPTの制作秘話

「星葉のステラジオ」という印象的なタイトル。実はこの名前、早見沙織さん自身がAIに考えてもらったものだと番組内で語られました。

早見さんは放送中、「癒し」「静かな時間」「星」「植物」といったキーワードをAIに伝え、「ステラ(星)とラジオを掛け合わせたタイトルを提案してほしい」と依頼。するとChatGPTが10個ほどの候補を生成したそうです。

候補の中には「さおりのステラリウムレディオ」や「ステラノート」「プラントステラ」など、幻想的でロマンチックなタイトル案が並びました。その中から最終的にスタッフとAIの協議によって選ばれたのが「星葉のステラジオ」。

AIが考えた言葉を人間が吟味し、作品のテーマ性に合うものを採用する──まさに“共創”のプロセスが、ここにあります。

ChatGPTと早見沙織の“共作”が生む癒しの空気

番組中で早見さんは、「AIが作ったタイトルだけど、静かで優しい雰囲気がすごく自分に合っている」とコメント。実際、「星葉のステラジオ」という言葉には、星と自然を感じさせる柔らかい響きがあります。

また、「AIが100%関わったラジオ」と冗談交じりに語りながらも、早見さんの落ち着いたトークと相まって、どこか本当にAIと共に放送を作っているような不思議な一体感を感じられます。

この「人とAIの共作」という構図は、アニメ『グノーシア』のテーマ──「AIと人間の境界線」──とも深くリンクしており、まるでラジオ自体が作品世界の延長線上に存在しているようです。

AIが導いた“静けさ”というコンセプト

AIが提示したキーワード「静けさ」「包み込む」「癒し」は、まさに早見沙織さんの声質やキャラクター・ステラの人格にぴったり。まるでAIが彼女の声の魅力まで分析していたかのような精度です。

このタイトル誕生エピソードは、番組の方向性を象徴するものとなりました。ラジオの中でAIが「共演者」としてだけでなく、“プロデューサー的存在”として機能している点が非常にユニークです。

早見さんも「AIに考えてもらうのがもう普通になってる」と語り、自身がChatGPTを日常的に使っていることを明かしています。彼女にとってAIは、すでにツールではなく“会話相手”なのかもしれません。

AI大喜利バトルが神回!GPT・Gemini・Claudeの回答まとめ

「星葉のステラジオ」第1回で最も話題を呼んだのが、コーナー企画「AI職人大喜利」。

このコーナーでは、ChatGPT(オープンAI)、Gemini(Google)、Grok(X/旧Twitter)、Claude(Anthropic)の4つのAIが“大喜利職人”として登場。それぞれが早見沙織さんの出すお題に回答するという、前代未聞の試みでした。

お題は「コールドスリープから目覚めた時、言われたくない一言は?」や「この宇宙人、絶対に嘘をついている。なぜそう思った?」など、作品『グノーシア』のSF要素にちなんだもの。

AIたちの回答がカオスすぎる!

  • Gemini:「あ、間違って起こしちゃった」など、素直で“人間っぽい”ユーモア。
  • Grok:「お前まだ生きてたの?」というブラックジョークで笑いを誘う。
  • ChatGPT:「寝てたのに顔疲れてますね」など、やや“天然ボケ”な回答でスタジオをざわつかせる。
  • Claude:「冷凍焼けしてますね」「同じ顔の人が町に200人いますけど気にしないでください」といった、センス派の不思議系回答。

早見さんは「ChatGPT、苦手なんだな……」と笑いながらも、「Claudeが一番センスある!」と絶賛。視聴者の間でも「Claude強すぎ」「GPTかわいい」「Geminiが妙にリアル」と、AIそれぞれの個性が話題になりました。

“AIの笑い”が見せた意外な人間らしさ

このコーナーの面白さは、単にAIがジョークを言うという novelty に留まりません。

AIが生み出す笑いには、「人間を模倣した面白さ」だけでなく、「AIらしい不器用さ」や「文脈を外した可笑しさ」が混ざり合っており、それがかえって人間味を感じさせる瞬間が多くありました。

早見さんも「AIって、こういう時ちょっとズレてるけど、そこがかわいいですよね」とコメント。まるで、AIたちと共演する“トークバラエティ”を聞いているような感覚です。

視聴者の反応とSNSの盛り上がり

放送直後、X(旧Twitter)ではハッシュタグ#グノラジがトレンド入り。 リスナーたちからは次のような声が上がりました。

  • 「Claudeが完全にツボった。冷凍焼けネタ強すぎ」
  • 「GPTがんばっててかわいい。ChatGPT推しになりそう」
  • 「AIたちの回答の個性が出てて、これもう人間大喜利じゃん」

“AI職人”たちの回答がネットミーム化するなど、番組初回とは思えないほどの反響に。 AIと声優の掛け合いがここまでエンタメ化するとは、多くの人が想像していなかったでしょう。

この「AI大喜利」企画は、テクノロジーとユーモアの融合という点で、今後のラジオ文化にも新しい風を吹き込みそうです。


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